手術の不安と恐怖ですっかり忘れていた「センチネル生検」という存在…⑫

いよいよ、手術当日の朝になってしまった……。

夜はやっぱり緊張していたのか、何時間かおきに目が覚めてしまって、うだうだとベッドの上で過ごした。もう、やるしかないんだから。先生を信じて頑張ろう…。

当日の朝は点滴のルートを採られて、あとはセンチネル生検の前処置。

(ガンが最初にたどり着く「見張り役」のリンパ節(センチネルリンパ節)を見つけ出し、転移があるかどうかを調べる検査のことで、リンパ節への転移の有無を正確に知らべ、不必要なリンパ節の切除を避けるためにおこないます。)

3人の戦友とともにスリッパでぺたぺたと処置室まで向かう。「検査するのは誰からでもいいですよ~」と看護師さんから声がかかる……。

----シーン。。。。。。……。

みんなで顔を見つめあい沈黙の譲り合い……。

一人のおば様が一番目に処置室に挑んだ。---勇者ょ!

ーーーものの数分で出てきた。が、めっちゃ痛そうな顔をしているではないか……。

ブログで読んで情報を知っていた私は、「やっぱり、痛いんだ……。」と心の中で思った。

戦友たちは次々に終わって戻ってくる…。結果、私は一番ビリ。

センチネル検査の前処置はね、ガンの周囲に注射器で微量の放射性物質や特殊な色素を注射する処置です。(ちなみに私は部位的に乳輪の外側に針を刺されました。)

先生が「じゃあいくよ~」と胸に注射器を向けられましたが、「はい、お願いします!」なんていくわけもなく、「先生!ちょっと待って!」とあまりの怖さに先生の腕を持ってしまう次第で、看護師さんに抑えられブスっと注射を打たれました。

「痛~~~~~い!!!!!」

涙。、、、ジーーーーン、ジーーーーーンと血管?が痛い!!

そしてまたとぼとぼと一人病室に戻ったのでした。

あとは13時半から予定されている手術を呼ばれるのを待つのみ。。。

待てど暮らせど呼ばれず、15時過ぎあたりにようやくラストの私は呼ばれ、手術室までは看護師さんと一緒に点滴台を自分で転がして手術室へ歩いて向かいました。見送りに手術室に入るまで家族が見守っていてくれたわけですが、後で母から「手術室に入る直前、最後に振り返って笑って入っていった」と言われました。自分が笑っていた記憶はありません。あの時私はなぜ最後に振り返って笑ったのだろう……。一体どんな顔をしていたのか謎に包まれたまま……。

                           

(※あくまでも痛みには個人差がありますので、これは私の体験談になります。一切不安にさせるつもりはありませんのでご了承ください。)

                             ⑬へ続く

colone(コロネ)

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