あの時、本当は一番わかってほしかった切実な願い ⑰

お産の時のことはみんなずっと根に持って覚えてるじゃない?あれと同じ。

自分が命がけで大変な時に、パートナーがどれほど親身になってくれていたか。

ほんと「代わってもらえるのであれば変わって!」って心底思った。

病気になって今まで、育児、家事、仕事と一日フル稼働でバタバタ分刻みで動いて働いて、自分の時間も通勤中の車の中と夜寝ている時間しかなかったなかで、なんでこんな時に助けてくれないんだろう?って思って辛かった……。

子供に対しても、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

遊んであげたくてもどうにも動けなくて、パパと楽しそうに遊んでいる子供たちを見て、有難いと思う気持ちと、どこか恨めしく思ってしまう気持ちが入り混じっていた…。

自分の感情が安定していないことで、不安や体調不良からイライラして子供にあたって怒ってしまっては、後悔する日々…。

ーー本当に、当時の私にはまったく余裕がなかった……。

本当は、ただ夫に自分の辛さを分かってほしかった。

「大丈夫?」って。ただその気持ちをすくい上げて、救ってほしかったんだと思う。

ガン友はいつも夫婦で診察や治療に来ていて、いつもそばでいてくれるパートナーがいてうらやましいなって思っていた。

ーーー「夫婦ってなんなんだろうな…。」って……。

あの頃は地獄のような孤独や、どうしようもなかった葛藤は、今でも胸をチクリとさせる。。。

でも、あの必死だった自分を、今は少しだけ「よくがんばったね」と認めてあげたい。

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