長かった生き地獄のような2週間が経ち、いよいよ検査の結果を聞くため一人診察室に。
先生からは、まるで風邪でも引いた時の診察のように、いたって普通に「検査の結果は悪性だったので〇×△〇×△〇…………………………………………×△…………………………………………………看護師さんからこれからの話を聞いて帰ってください。」
『え?』
『え?』…………………………………………。
「今なんて言ったの……………………?」
前回診察の時に先生は「若いから繊維線種だと思うよ」って、そう先生言ってたじゃない?...
今日でがんセンターに来ることも晴れてなくなるんだって。そう思ってきたのに…。
『はい⁈』
思わず顔がよく分からないけど、なぜだか笑ってしまったのを覚えている。
『え?』……………………笑、笑、笑...
もうなんかよく分からないまま先生の診察の後すぐに看護師さんから今日は採血、心電図、胸のレントゲンと尿の検査をして帰ることを説明を受けだが、そのあとトイレへ座るとハルンカップを手にもったまま尿を採るのも忘れ、放心状態で尿を出してしまった。...仕方ないので先にレントゲンを撮ってもらった。
『どうしよう……………………。』『どうしよう……………。』『どうしよう……。』
「嘘だ!これは何かの間違いに決まっている!」
「きっと検査結果、先生がほかの人と間違えたんだよ」
と思う気持ちと、「旦那さんに伝えなきゃ。」「職場にもなんて言おう」「親には…」と冷静な自分がいました。
旦那さんに悪性だったことを電話で伝え、「気をつけて帰るように」と言われた言葉しか覚えておらず、どうやって運転して家までたどり着いたかは覚えていない...。
ーーーけれど家に着くなりすぐに生命保険の証券を引き出しから出し、保険屋に連絡をしなきゃ!とすぐさま受話器をとる自分がいたのであった。
⑥へ続く
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